医療事務と会計について
医療事務の仕事を目指している方ならば、病院の会計業務には関心があることでしょう。
今は、レセコンというとても便利なものがありますから、会計の仕事も随分ラクになっているわ。
レセコンで会計業務を行わないアタシの病院でも、医療用レジの導入でとても効率良くなった。
しかし、これらの導入によって、新しく入ってくる医療事務員さんには、手計算が出来る人が少なくなっているように思うわ。
患者さんに「この検査とこの薬をもらったらお会計はいくらぐらいかしら?」と聞かれることがあるの。
薬は一錠あたり何点というように決まっているわ。
その薬を一日何錠×日数、さらには検査点・再診点などを加算していかなくてはいけません。
患者さんをお待たせすることなく、的確に答えるには、パパッと電卓を叩けると本当に便利なんですよ。
アタシの住む地域には、昔からある診療所があるのだけど、ここの医療事務員さんはもう40年ぐらい勤めているような大ベテランの方よ。
コンピューターが、これほど普及されている時代に、彼女は未だに『そろばん』で計算されているのよ!
初め見たときは、ビックリしたの。
パソコンでも電卓でもなくて『そろばん』なの!
もちろん、その医療事務員さんがパソコンを触れなくて、『そろばん』なのかもしれませんが・・・
医療事務の勉強をしていなくても、パソコンに抵抗なく触れるのは、医療事務の仕事をする上で、とても有利よ。
しかし、パソコンと同じように電卓も触れるようになって欲しいというのが、現役医療事務員の願いよ。