医療事務は何でも屋です
各自治体が主体となって行っている住民検診、受けたことはありますか?
アタシの地域でも、40歳以上の方は無料で受けられるとあって、多くの方が受けていかれるわ。
無料ならば、医療事務の会計業務はしなくて良いから関係ないと思っていたら、大間違いよ。
クリニックのような小さい病院では、スタッフの人数が少ないため、医療事務員も補助の仕事に回らなくてはいけません。
問診表の記入をしていただいた後、検尿のためにトイレへ案内したり、身長や体重も計測したりするわ。
さらには、レントゲン機械に患者さんの情報を打ち込んだり、心電図の機械の後始末など、目が回る忙しさよ。
もちろん、これらの合間をぬって、通常の仕事もしなくてはいけません。
あまりにも忙しそうなアタシ達の様子を見て、患者さんの中には「忙しそうだから今日の会計 つけといて」なんて勝手な事を言う方も!
(いやいや・・・それは困ります・・・)
はたまた「アタシもついでに検診受けてもいいかしら?」と、さらに状況を悪化させる方もいて、この時期は仕事が終わると、昼寝がかかせないほどよ。
(短時間パートならではの、醍醐味を味わうひと時よ)
仕事の内容は、まさに『何でも屋』だけど、クリニックでは医療事務の存在がとても重要よ。
医師や看護師と息のあったチームワークがないと、診察がスムーズにいきません。
「言われてから行動するのではなく自ら気づいて行動出来るような方」「どのような人とでも上手く付きあえる様な方」が、医療事務の仕事には向いているでしょう。